文化サロン 話題探訪

シリーズ文化講座「文化サロン“話題探訪”」では、ビデオ、実物、写真などを使って、世界各地の話題や音楽、暮らしの今をみなさまにお届けすると共に、トーク&コンサートでは音楽家によるお話と演奏をお楽しみいただきます。
今年度の講座内容はこちら

令和4年度 前期

下り酒を支えた立役者 菰樽(こもだる)の歴史と今…

2022年5月23日(月)



講師:岸本 敏裕(株式会社 岸本吉二商店 代表取締役)

江戸時代、下り酒(伊丹や灘など、上方から江戸に運ばれた酒)を樽廻船で海上輸送する際に、杉でできた樽を荒波から守るため、菰(こも)を巻き付けたのが「菰樽(菰冠樽:こもかぶりたる)」の始まりと言われています。
菰には、各銘柄の特徴を表したデザインが描かれ、現代に続く広告のツールとしての役割も果たしていました。
今回は、荷師(にし)による菰樽作りの実演も交えながら、その歴史を探ります。
※菰とは:藁(わら)を織った筵(むしろ)のような物

図形楽譜~イラストレーションで描く音楽の形

2022年6月24日(月)



会場:東リ いたみホール6階・中ホール
講師:檜垣智也(作曲家・東海大学准教授)

図形楽譜をご存知ですか?20世紀に発明された楽譜の書き方で、様々な作曲家が形や色、文字を用いてユニークな楽譜を作りました。
この講座では、美しい様々な図形楽譜を音源と共に紹介し、きくこととみることの不思議な関係についてお話します。また楽譜のない電子音楽をイラストレーションで描くことにも挑戦します。
目で楽しむ音楽の世界をお楽しみください。

クラリネット トーク&コンサート
「ド」は「Do」じゃない? ど~いうこと?

2022年8月29日(月)




講師:クラリネット♪カンタービレ(クラリネットトリオ)

パパからもらったくらぁ〜りねっと♪」の歌でお馴染みのクラリネット。実際にはどんな楽器?「ド」が「ド」ではないとは?オーケストラで使用される大小さまざまなクラリネットの仲間たちを紹介しながら、楽器の歴史や仕組み、音色、そしてアンサンブルによるハーモニーを、映画音楽や皆様がよくご存じの曲目でお楽しみいただきます。 

令和3年度 後期

エリック・サティ…ユーモアを探して

2021年10月4日(月)



講師:藤井 快哉(ピアニスト、大阪音楽大学教授)

その風変りな生涯と作品から「音楽の異端児」と言われたエリック・サティ。
彼にとって仲間の存在とは?音楽とは?
自分らしさに素直であり続けたサティの、自由な生き様をピアノ作品とともに辿っていきます。

トーク&コンサート 韓国の語り芸・パンソリを楽しもう!

2021年11月8日(月)



会場:東リ いたみホール6階・中ホール
講師:安聖民(パンソリ奏者)

「パンソリ」ってご存じですか?
パンソリとは、太鼓を打つ一人の伴奏者と、扇子を手に歌い語る一人の唱者が物語を紡ぐ韓国の語り芸です。
朝鮮時代後期に生まれたパンソリが、なぜ今も人々に愛され続けているのか…。その理由をわかりやすくお伝えし、日本語字幕入りで、豊かな物語の世界をお楽しみいただきます。
パンソリへの旅、ご一緒しませんか?

ジャズ―その誕生と変遷

2022年2月14日(月)



講師:鉄井 孝司(姫路獨協大学講師)

多種多様な文化が共存するアメリカという特異な環境から生まれたジャズ。その誕生のきっかけとなったものは何だったのか。ジャズは他の音楽と相互に影響を与え合っていくつもの変種を生み出してきました。そのダイナミックな特質はどんなものか。実際に音楽を聴きながらジャズの歴史を概観し、その魅力を楽しく実感していただきます。

令和3年度 前期

韓国の語り芸・パンソリを楽しもう!

2021年5月10日(月)→後期 2021年11月8日(月)に延期

都市養蜂を通じた「日本の未来を美しくするシゴト」

2021年6月21日(月)



講師:小丸 和弘(NPO法人 梅田ミツバチプロジェクト理事長、都市養蜂家、
株式会社クルール代表取締役、インテリアデザイナー/建築プロデューサー


都市養蜂を通じた緑化活動、食育や環境教育、地域コミュニティ
作りなどの活動について、プロジェクト発足の経緯を交えてお話
します。
また、太古の昔から紡がれてきたミツバチのロマン、
国連サミット
で採択された「持続可能な開発目標( SDG s )」 実現に向けての取
組についてもご紹介します 。

家紋はお守り~千年の想いを未来へ~

2021年9月6日(月)



講師:森本 勇矢(家紋研究家、家紋伝道師)

家紋は京都で発祥し、千年の歴史の中で進化を続け、現代まで伝わっています。
本来は名字と対であった家紋。
家紋とは一体何なのか? どんな意味があるのか?
有名な紋から珍しい紋まで、様々な種類をご紹介しながら家紋を楽しんで頂きます。

令和2年度 後期

雅楽のたのしみ~ いろいろな雅楽を聴いてみよう

2020年10月12日(月) 



講師:寺内直子(神戸大学大学院国際文化学研究科 教授)

11月開催の雅楽「伶楽舎」公演と関連して、個性溢れる雅楽の楽器たち、美しい装束を着けて優雅に舞われる舞楽の数々を、視聴覚資料を交えながら解説します。また、古典雅楽だけでなく、廃絶曲の復元、新作雅楽など新しい雅楽の動向についても紹介します。

トーク&コンサート ケルトの音楽旅行 ~ヨーロッパの伝統音楽をハープの音色とともに~

2020年11月9日(月)



講師:松岡莉子(ケルティックハープ奏者)

◇ケルト音楽と聞いて皆さんは何を連想しますか?
「リバーダンス」、「エンヤ」、「ケルティックウーマン」、「パブでの演奏」、「タイタニック」…などでしょうか。アイルランド音楽は有名なケルト音楽の一つです。しかし、実はケルト音楽には、イギリス・フランス・スペイン・カナダ・アメリカの音楽も含まれます。イギリスの伝統音楽学科でケルト音楽を学んだ講師がケルティックハープの音色とともに皆さんを音楽旅行へナビゲートします。これを機に、ケルト音楽への理解を深めましょう。どうぞお楽しみに!

身体から始まる演劇 ~マイムの使い方~

2021年2月15日(月)



講師:盛 加代子(近畿大学舞台芸術専攻 教授)

フランス・パリにある「ジャック・ルコック国際演劇学校」は、仮面劇やアクロバットなど、様々な身体表現とその方法論を中心に、独自の演劇教育法を広く教えています。今回は、自身もジャック・ルコック国際演劇学校の卒業生である講師が、身体表現の中でも重要な要素の一つである「マイム」を中心に、演劇におけるマイムの必要性や役割、様々な動きの種類について、視聴覚資料を交えて詳しくお話します。

令和2年度 前期 ※新型コロナウイルス感染症のため中止

令和元年度(平成31年度) 後期

バグパイプの世界

2019年10月21日(月) 



講師:嶋和彦(浜松市楽器博物館 前館長)
演奏:松阪健(バグパイプ/イーリアン・パイプス奏者)

空気を溜める革袋の「バッグ」、メロディを奏でるオーボエ系の「チャンター・パイプ」、そして一定の低音を鳴らし続けるクラリネット系の「ドローン・パイプ」がバグパイプの3要素。
構造は単純から複雑、意匠は素朴から豪華、愛好者は農民から貴族、空気は吹き込み式と蛇腹式等々、種類は様々。スコットランドのハイランド・パイプやアイルランドのイーリアン・パイプスは有名どころ。
それ以外にも北アフリカやヨーロッパ、西アジア、中央アジアには、魅力的なバグパイプがいっぱい!
さて、そんなバグパイプの魅力をデモ演奏を交えてご紹介します。

トーク&コンサート 南インド古典舞踊~神々の舞~

2019年11月25日(月) 



講師:モガリ真奈美(マルガユニティー主宰、関西日印文化協会 理事)

太古(約4,500年前)に寺院で巫女の舞として発祥した南インド古典舞踊は、神々への感謝・祈りや神話を表現し、リズミカルなステップに合わせた目・首・指の繊細な動きと、全身のダイナミックな動きが特徴です。

踊りの説明と併せて神々の舞をご覧いただき、また南インド文化の魅力を太古が息づく南インドの街中の映像で紹介します。

魅惑のエチオピア、ポピュラー音楽紀行

2020年2月17日(月) 



講師: 川瀬慈(国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授)

エチオピアの音階にジャズやブラスバンドの要素が加わり花開いた帝政末期(1960年代~1970年代前半)のエチオピアのポピュラー音楽。この発展の背景には、皇帝とアルメニア人孤児たちの出会いがあった。
20世紀のエチオピアのポピュラー音楽の礎となった皇室所属の軍楽隊の誕生と歴史的変遷を辿り、さらにはその音楽が世界各地の様々なミュージシャンに与えた影響などを映像や音源資料とともに解説します。

令和元年度(平成31年度) 前期

イタリア・ナポリから来たピザ窯と樽

2019年6月3日(月) 



講師:石田雅芳(立命館大学 食マネジメント学部教授)

パスタやピザなど、日本でもとても親しまれているイタリア料理。
2018年に立命館大学・食マネジメント学部が新設された記念としてイタリアから贈られた2つのアイテムを中心に、イタリアの食をテーマにお話ししていただきます。
一つはナポリのピザ協会より、3トンもあるフルサイズの「ピザ窯」。もう一つはナポリ近郊のアマルフィ海岸から、伝統の魚醤を作るときに使われる「小樽」。
これらを中心に、写真・スライドを交えながら奥深いイタリア料理の世界をお楽しみください。

トーク&コンサート ハンドパン ~見て・聴いて・触って感じる魅惑の音色~

2019年7月15日(月) 



講師:SHU(シュウ/ハンドパン奏者)

2001年にスイスのメーカーによって発明された金属製の楽器Hang(ハング)に由来を持ち、素手(ハンド)で叩いて演奏する“ハンドパン”。
新しいのに懐かしくて、見た目と演奏方法からは想像もつかないような素敵な音色が出るこの楽器を、見て・聴いて・触ってみませんか?
日本テレビ「世界まる見え!テレビ特捜部」や関西テレビ「よ~いドン!」にも出演したハンドパン奏者であり、日本唯一のハンドパン専用ショップも運営するSHUがハンドパンの魅力を存分にお伝えします。

LinkIconKUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)

トーク&コンサート 鍵盤リコーダー “アンデス”って面白い楽器なんです!

2019年9月23日(月) 



講師: クッキーハウス(器楽合奏ユニット)

アンデスという楽器を知っていますか?
鍵盤と吹き口を備え、鍵盤ハーモニカでもリコーダーでもない独特のカワイイ音色を奏でます。
とても歴史の浅い、簡単だけど奥の深いアンデスの魅力を、他の楽器との比較も交えて楽しく紹介します。

LinkIconクッキーハウス(器楽合奏ユニット)

<アンデスってなんです?>
楽器メーカー 鈴木製作所の「アンデス25F」。
すべての鍵盤に笛がついており、息を吹き込み鍵盤を押して音を出します。
ほのぼのとした憎めない音色に虜になる方も多数!
LinkIcon鈴木楽器製作所

平成30年度 後期

スペイン黄金世紀のダンス

2018年11月5日(月) 



講師:モンセ・マリ(関西カタルーニャセンター会長/
 日本スペイン文化経済交流センターエクステンション代表)

個人の、そして社会の表現手段として、ダンスはどんな意味を持つのかを見つめ直し、宮廷のダンスと大衆のダンスの違いや当時の女性の役割について考察します。
黄金世紀の背景、そしてこの時代のダンスが他の文化や時代から受けた影響、また、後世のダンスにどのように影響を及ぼしたのかについて、理解を深めましょう。
Let's get together in a dancing mood.

トーク&コンサート フラメンコの魅力 ~歌、ギター、踊り 三位一体の芸術~

2018年12月10日(月) 



講師:“Las Patata”(フラメンコ・ユニット/福島美帆・上林功)
   ラス・パタータ

日本でのフラメンコは、「情熱的な舞踊」というイメージが強いですが、スペインでのフラメンコはCante(カンテ/歌)が主流です。Baile(バイレ/踊り)を伴う場面では「Baile flamenco(バイレ・フラメンコ)」と表記されます。
「Flamenco」の語源を紐解きつつ、その成り立ちや「三位一体」と言われる芸術の背景、スペインにおけるフラメンコの日常などを演奏や踊りを交えて解説します。

トーク&コンサート 音のアラベスク ~中東の弦楽器ウードの響き~

2019年2月11日(月) 



講師: 常味裕司(ウード奏者)

西洋のリュート、そして日本の琵琶の祖先であるウードは人間の心を原点に立ち返らす、どこか懐かしい響きを持った中東の代表的な弦楽器です。
マカームという微分音程を含む独特の旋法理論やリズムについて特にアラブやトルコの古典曲を通して解説します。




鳴く虫と郷町






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